多目的平面水槽(波浪・流れ・潮汐)システム
HMT-W3PS-TWC |
概要
海洋海岸三次元模型実験において、地形・構造物模型に対する
波の進行方向を変えることができます。
この装置は、新設或いは既設の平面水槽に、波浪・潮汐・潮流の
現象を再現するもので、可動式造波装置・潮汐発生装置・潮流発生装置で構成されますが、各装置は、個別に機能しますから単独導入が可能です。
造波装置は、独立架台にセットアップされ、備え付け治具により、
波の進行方向を設定し、任意の波を造波できます。
潮汐発生装置は、水槽内に湧水ピットを設け、給水し、余水を越流ゲートから排水させることにより、水槽内の水位を制御します。
潮流は、水槽他端に水門を設け、水門開閉を制御して水槽内の水を貯水槽に環水させて、潮流を発生させます。
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全景 |
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特長
・広範囲・小縮尺模型実験用
・潮流・潮汐発生可能
・地盤・構造物系の三次元波浪実験可能
・波の進行方向が可変
用途
・海岸・港湾の波浪・潮汐に関する三次元模型実験
・海岸・海洋構造物に関する波浪・潮流実験
・係留船舶・浮遊構造物の波浪応答実験
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可動式造波装置
ポンプ設置状景 |
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仕様
水槽寸法 |
長さ×幡×深さ(水深)
26m×25m×1.2m(1.0m) |
可動式造波能力 |
波向可変(移動式)
規則波/不規則波
最大波高 0.20m(規則波、周期2.0sec、水深1.0m)
周期範囲 0.4〜2.0sec |
ピストン型電気−油圧サーボ機構
最大出力 30kW
造波板長 15m |
流れ発生装置 |
一方向循環方式
最大流量 0.90m3/sec |
斜流ポンプ 400φ、15kW×2 台
渦巻ポンプ 400φ、37kW×1 台 |
潮汐発生装置 |
転倒ゲート越流式
最大振幅±200mm
最大周期100min |
中央ピット |
2000mm×2000mm×500mm |
※機能、性能向上などのため予告なしに変更することがありますのでご了承ください。
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納入先
・大阪市立大学
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